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町田

Vol.16 304号【銀河鉄道の夜】

 この物語に接する機会があった。二人の少年が「本当の幸い」を求めて白鳥座の北十字星と南十字星までの星を鉄道で巡る話だ。

サソリは毎日小さな虫を食べていたが、今度は自分がイタチに食べられそうになり井戸に落ちて溺れてしまう。「こんな事なら食べられてしまった方がイタチの為になった。虚しく命を捨てるのなら皆の幸せの為にこの体を使って下さい」と神に祈るとサソリの身体は燃え出し、夜の闇を照らすようになったという。これが、さそり座の赤色超巨星・アンタレスが真っ赤に輝いている理由だと知る。

人の為に生きることが本当の幸せだが、肝心な事は、それが正しい事だと自分で納得している事。本当の幸せは迷いなき『自己犠牲の献身』だと読み取れた。

そういえば理事会にも、さそり座の理事が何人かいた様な気がします。新井組合副理事長に金杉学園常務理事もそうだったような。きっと今後も献身的な理事として活躍してくれることでしょう。

(ん?私もそうだった)



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