孫が散らかっているおもちゃを片付けていた。
「えらいねぇ。じいちゃんも手伝ってあげるね。」と、手を出したら、「自分でやるの!」と、怒りだし、片付けたおもちゃを、また散らかして、初めから片づけだした。
そう言えば、ちっちゃい子供って、興味津々に何でもかんでも手を出してきますよね。
そして、口癖のように、「自分で!」と言い、失敗しても繰り返し挑戦をしています。この自発性と興味深さを持ったままで大きくなって欲しいと思うが、反面、自我を通しすぎると協調性のない子に育ってしまうのだろう。仲間と協力する事を覚え、仕事を分担する事を覚えながら協調性が育まれてくる。
しかし、仲間意識の中で育まれるはずの協調性が、いつの間にか、他人任せへと変化してくる場合も少なくない。
人が本来生まれ持った「自分で!」という気持ち。60年前の自分を思い出し、物事に取り組んでいこうと決意させてくれた出来事でした。