こんにちは。先日、「道徳」のスペシャリストである大学教授の講演を聞く機会がありました。その一節で、これから訪れる「知識基盤社会」の人間像は、暗記すべき知識は僅かで、知識の大半はパソコンやスマホから引き出して活用する様になると言っていた。
だからこそ、人生の数ある分岐点において、間違いのない選択肢を選び続ける人間になるのではなく、時には「楽だと分かっちゃいるが、あえて苦労を選ぶ」人間を教育する重要性があるとも言っていた。大事な教育は、個人重視の教育よりも品性教育であり、そこから機械に支配される事の無い道徳を持った人間が形成されるそうです。
我が身を振り返ると、あえて苦を選んで生きている訳ではないが、かといって楽な道を歩んでいる気もしない。私の場合は、間違った選択肢を選び続けている気がする。品性教育を受けたからでは無く、立派な道徳も持ち合わせていない。
ただ、「分かっちゃいるけど・・・・」は、数多く経験している自信はある。