絶対に泣ける歌の一つに「栄冠は君に輝く」という歌がる。「雲は湧き 光あふれて 天高く 純白の玉 今日ぞ飛ぶ・・・」自然と涙ぐんでしまう。
四十年近く前になってしまったが、私も白球を追っていた高校球児の時代があった。手は素振りでタコだらけ、膝はスライディングで擦り傷だらけ、坊主頭で顔は真っ黒だった。そんな事を、今年になって思い出させる出来事が重なった。
県の新年会で談笑していると、組合の役員さんの孫自慢の話が始まった。高校の野球部のエースで頑張っているという。聞けば私の母校ではないか!一気に気持ちがあの頃にワープした。
偶然にも、この組合員さんのお孫さんとバッテリーを組むキャッチャーが私のお客さんだった。この子がある日突然、母校の応援タオルを私に渡して、これを首にかけてテレビの前で応援しろと言うのだ。
この時点で当然号泣。
野球で培った体力は、四十年間の不摂生ですでに皆無だ。しかし、後輩達が最後まであきらめず白球を追う姿を見て、私のあきらめの悪さが復活してきた。
「あきらめない組合」
みんなで作りましょう!