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町田

Vol.4 291号【勘違いの優越感】

四月に開業になった高速バスターミナル「バスタ新宿」を利用する機会が多くあります。乗降回数は、既に十数回となりました。我が家の近所のバス停から高速バスに乗れば、乗り換え無しで新宿に到着します。

新しい施設は、ほぼ全員が初めての利用の為、皆、頭上の案内表示板や、足元の誘導ラインを見ながら、首を上下左右に振っています。私も同様に、最初は上下左右に加え、時には後ろを振り返り、キョロキョロしながら、田舎者丸出しで行動していました。

今やすでに「ヘビーユーザー」となり、首を振ることもなく颯爽と歩いている(つもり)。優越感満々で、まるで都会人にでもなったようだ。しかし、ある時気が付いた。ここは地下鉄ではなく、バス停なのだ。ここでの目的地は、すべて地方である。利用者のほとんどが、地方の方であった。優越感を勘違いしていました。

さらに先日、帰りのバスに乗ろうとエスカレーターに躓いた。颯爽としているだった足取りは、千鳥足だった。



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